韓国人経済学者が隊長を務める米航空宇宙局(NASA)の火星探査模擬訓練が隊員の辞退で中止になった。
米ハワイ大によると、同大学がNASAの後援で実施する火星探査模擬訓練「HI-SEAS」(Hawaii Space Exploration Analog and Simulation)第6期ミッションが現地時間で先月26日に中止になった。2月15日にミッションに着手してから12日ぶりだ。
HI-SEAS訓練は孤立した環境で宇宙飛行士の心理と行動を研究するための訓練。直径11メートル、高さ6メートルのドームの中で4-6人の隊員が8カ月間、外部と断絶して居住する。ドームの外に出る場合は宇宙服を着て活動する。
2013年から始まり、第6期チームの場合、コマンダー(隊長)に韓国人のハン・ソクジン・テキサス大経済学科教授が選ばれたうえ、隊員3人がともに米国人でないという点で関心を集めた。
しかし2月19日朝、軽い事故が発生し、ミッション6は難関に直面した。事故にあった隊員は診断のため直ちにハワイの病院へ行き、診断の結果、特に異常はなく退院した。NASAとハワイ大は軽い事故ではあるが、今回の事故をきっかけにまた徹底的な点検を進めることにした。
点検が終わりしだいHI-SEASミッション6を再開する計画だった。ところが別の隊員が自発的に任務から降りたため、結局、今回のHI-SEASミッション6は中止になった。
米ハワイ大は2月26日、ホームページで「3人だけでHI-SEASミッション6を進めるのは不可能」とし「基地の安全点検を十分に終えた後、次のミッション(HI-SEASミッション7)志願者の申請を受ける計画」と明らかにした。
2018年03月07日08時06分 [中央日報日本語版]
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Source: おもしろ韓国ニュース速報